秋浜との意外な再会(2009.04.30)
2009年 04月 30日
前回の訪問から約1年経っており、配置もすっかり変わってしまいました。やはり私にとって最も関心があるのは、白浜パンダファミリー達との再会です。大熊猫産房でしばらく遊んでからパンダたちの情報集めを行いましたが、そう世の中は甘くなく、言葉が通じずチンプンカンプン。昨年同様、雄浜が産房にいることはわかりましたが外には居らず、初日はめぼしい有名なパンダたちに軒並み逢えませんでした(T_T)。
”まあ、初日だし今日のところはしょうがないかな”と思って他のエリアを順次散策していたところ、14号獣舎前で、パンダフルライフでお馴染みの隆浜秋浜を犬笛を吹きながらエサを与えていた長身のめがねをかけた飼育員さんに再会しました。以前成都を訪れたときに検疫所で面識がありましたので、私のことを覚えていてくださったようで、向こうから声をかけてきてくれました。
そして、私が聞きたいことはわかっていたんでしょう。向こうから真っ先に衝撃の事実を教えてくれました。なんと、秋浜は今繁育基地にいないんです!!!どうやらごく最近異動になったようですが、彼は今、成都動物園にいるとのことでした。そして隆浜は繁育基地の新しいエリアにある1号獣舎にいるとのことでしたが、現在新しいエリアは全面一般客立入禁止です...。隆浜と秋浜はついに場所まで離ればなれになっちゃったんですね。
というわけで、そうと聞いたら行動は1つ。すぐに繁育基地を出て成都動物園に向かいました。成都動物園に行ったのは私は初めてでしたが、繁育基地からはバス1本で30分ぐらいの距離だったと思います。
(今回の動画の舞台となる成都動物園です。クリックし拡大させてご覧下さい)
※まさか今回の成都旅行の最初に、それまで行ったことのなかった成都動物園の紹介をすることになるとは思いもしませんでした。パンダ史上に多くの実績を残しており、冰冰や梅梅が生まれたところです。ちなみに2006年に奇珍、奇縁、良浜たちの父である哈蘭が亡くなったところでもあります。
バス停を降りてすぐ目の前にある横断歩道を渡ると成都動物園です。
道路標識もありました。
チケット(16元:約240円)を購入し、いよいよ入園です。五一記念モニュメントが出迎えてくれました。
ここの大熊猫館は入口から比較的近く、少し歩くと池の向こうにすぐに見えてきます。
到着しました、大熊猫館です。ジャイアントパンダ側は4つに区切られた屋内エリアと屋外エリアがひとつありました。一番最初に目に入る屋内運動場が屋内では最も広いですが、どこもガラスが白く汚れています(>_<)。
この屋内運動場には、縁小が暮らしていました。梅梅の孫にあたり、奇縁の第3子(♂)です。
縁小といえば、昨年9月28日に友パンと遊んでいる内に骨折してしまい、下半身の毛を剃って接合手術をしていたのですが、
言われないとわからないほどに毛は生えそろったようですね。良かった良かった。
お隣の隅っこの屋内運動場は空でしたが、その隣には大人の雰囲気を醸し出したパンダが一頭いました。
実は縁小もこのパンダも滞在最終日の5月3日に名前が判明するのですが、このパンダは娅光です。名前からも察しがつくかもしれませんが、パンダフルライフでもお馴染み娅娅の第5子(♂)です。おとぼけカルテットの娅星、娅双、更には雄浜との子を産んだ毛毛の兄に当たり、秋浜にとってもいとこになります。
ようやく屋外運動場に出てきました。屋外エリアの広さはアドベンの屋外手前側とほぼ同じぐらいです。とはいえ、観客はガラス窓越しでないと見えないようになっています。また、観客側の天井にはびっしりと蔦を生えさせていますので、いかにマナーの悪い客(失礼!!)でも乗り越えて入れないような構造になっています。それはともかく、ガラス窓は外側に水垢が付いているため少し角度をつけると真っ白!!、更に蔦がガラス窓に垂れ下がっているので撮りにくい撮りにくい(>_<)。お世辞にも普段から清掃をしているようには見えませんでした。
そして、そのわずかな隙間から覗くと、見慣れた”やんちゃなあいつ”が黙々と笹を食べていました。おなかのあたりが白浜にいた頃よりぽっちゃりとして、一回り大きくなりましたが、特徴ある耳や鼻筋、肩ベルトの模様は変わりません。間違いありません。秋浜です\(T_T)/。
”ボクも頑張ってるよ~”と言っているみたいでした。感動のひとときです。
”みんな元気~?”
お水はここにありました。
お水を飲んだ後、ゴロ~ンと寝っ転がりました。相変わらず甘えん坊のかわいいしぐさです。
結局、成都動物園にいるのは雄パンダばかり3頭(秋浜、縁小、娅光)でしたので、秋浜は今年はまだ繁殖活動をしていないようです。こうして、この日は夕方まで秋浜を眺めて帰りました。
動画はこちらをご覧下さい(06分22秒)